受け入れ企業の役割
受け入れ企業(外国人技能実習実施機関)は、技能実習生に対して実際に技能の修得をさせる役割を担います。
具体的な内容は、以下になります。
- 【メインの役割】
技能実習計画に沿った実習の実施 - 【サブの役割】
担当の生活指導員を配置し、生活面の管理
実習生の日本語の上達に協力する
実習生のコミュニケーション力の向上
このように、実習実施企業(受け入れ企業)は実習生に対して、仕事面だけでなく、日本で社会人として必要な 生活態度やマナー、コミュニケーションも指導していく必要があります。
受け入れ企業(外国人技能実習実施機関)の業種
業種に関係なく、外国人技能実習生の受け入れは可能か
外国人技能実習生を受け入れることのできる業種は法律で定められた68種127作業(2018年現在)と定められています。
外国人技能実習制度は、単なる人材不足への対応を目的とした制度ではないですが、人材不足を抱える企業にとって、 この制度は一定期間の研修と労働力の活用として効果的に利用することが可能です。
受け入れ企業(外国人技能実習実施機関)のメリット
外国人技能実習制度は、外国人労働者派遣とは異なるため、「ちょっと思っていたのと違う」 「自分の会社は学校でないから、生活指導まで行う余裕はない」などの感想を持たれるかもしれません。
しかし、外国人技能実習生の受け入れ企業となることは、企業側にとっても良い面(メリット)がたくさんあります。
そのため、受け入れ企業を希望する組合員様が昨今増加傾向にあります。
受け入れ企業側のメリットについては、以下にまとめました。
- 実習生の意欲が高く刺激になった。
他の社員にも良い影響があったと思う。 - 「教えることは学ぶこと」という言葉を実感した。
仕事の効率化を改めて考えるきっかけになった。 - マンネリ化していた社内に新しい風が吹いたようだ。
ある程度日本語が出来るのでコミュニケーションは問題なかった。 - 今後海外に支社を出そうと思っていたので、その練習になり良かった。
- 外国人実習生は意識が高くて思いのほか優秀で、作業が進み収益に結びついたと思う。
- 単純に、確実に3年間来てくれる人材がいるという事が助かった。

意識の高い外国人研修生
外国人技能実習生は、各国の中で「日本で優れた技術を身につけ、自国に貢献できる人材に」という 意識の高い人材の中から、さらに送り出し機関により選抜された、いわゆる優秀な人材と言えます。
「母国に技能を持ち帰る」という責任感があり、職務に積極的である実習生が多い傾向です。
また貨幣価値の違いから、同じ給料でも大変やりがいを持って実習に取り組む姿勢が見られます。
実習生は3年間(3年後の試験に合格すると2年延長)の中で、技能検定の合格をめざすという義務も持っています。
そのため、3年の間に技能も日本語も向上させ、一人前の技能者になるべく努力をします。
受け入れ企業が、生活指導や日本のマナーを指導するなどの手間がかかっても、外国人技能実習生を受け入れたいと希望するのは、このような理由があるからです。

受け入れ企業(外国人技能実習実施機関)になるには
受け入れ企業として、実習生を受け入れたい。という企業様は、まずは組合員になって頂く必要がございます。
ご興味のある方は、協同組合モスサービスセンターまで、お問合せ下さい。